■ 看板メニューのもつ焼きは
  長年の経験と勘で勝負

ここ、新世界の「もつ鍋屋」では、あえてホルモン焼きのことを"もつ焼き"と呼んでいる。特に深い意味はないそうで、「店名と同じで親しみやすいでしょ」とのこと。センマイ、ツラミ、大腸、小腸を炒めて作られる当店の人気メニューである。 焼くときのコツというのが、これまた難しい。ただガスバーナーを使って、鉄板で炒めればいいというわけではない。あれこれと小うるさい決まり事が要求されるわけではないが、料理人の手元を見ているとまさに神業。サッと素材をフライパンに放りこんだかと思うと、素早く鍋を動かして、具材にあっという間に焼き色がつく。ここに、企業秘密である自家製のタレを加えて、一丁あがりとなるわけだが、完成までに5分とかからなかった。

 

  ■ 長年の勘が味の決め手

もつ焼きを作る際に使われるのは、ゴマ油、タレ、一味、調味料と、たったこれだけ。そのシンプルな調味類を使用して、いかにうまみを出せるかが、料理人の腕のみせどころ。 配分は企業秘密とのことだが、実際に料理人の手元を見ていると、計量器でいちいち計ったりはしていない。「すべて長年の勘ですわ」との言葉どおり、料理人の感性がレシピなのである。
 
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