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■はよ出世して、てっちり食べるのが大阪人の夢
うどんすき、しゃぶしゃぶ、ハリハリ、かにすき…。大阪人は鍋物好きなことで知られている。木枯らしが吹き始め、寒い季節が到来すると、浪花では「今日はよう冷えるさかい、鍋でも食べよか」という声があちこちで聞こえる。それぐらい鍋料理が好きな大阪人が、無条件で喜ぶ鍋料理といえば、「てっちり」である。「てっちりでも食いに連れてったろか」と言われて、頬がゆるまない大阪人は、まずいない。大阪では、駆け出しの芸人たちが昔からよく言うのは、「はよ、出世して、てっちりが食える身分になりたい」というものだ。それぐらい、てっちりは、別格の高級メニューとして位置づけられている。
鍋料理の王様にして、浪花の冬の風物詩であるてっちりの魅力を、たらふくご覧いただきたい。取材にご協力いただいたのは、下関の活トラフグを庶民価格で提供してくれる、今里の人気店「ふぐ太郎」だ。
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■大阪名物いうたら、この愛敬モンたち
最近では、全国から大阪に訪れる観光客の、代表的な記念撮影コースとなっているのが、くいだおれ人形や大きなカニ、フグの看板が立ち並ぶ道頓堀界隈。
修学旅行の女子学生たちが、「カぁワぁイーイぃ」とか「ってゆーかー、この人形イケメンだしー」などと、口々にはしゃいでいるのが日常風景となっている。そんなわけで、今や「大阪」といえば、「くいだおれの街→カニ→フグ」という連想方程式が成立している。
これはある意味では、欧米人がイメージするちょっとヘンな日本文化と似た、戯画化され誇張された大阪のイメージだが、ことフグに関しては誇張でもなんでもない。大阪の人たちは、ホンマにフグが大好きだ。ショーミの話、大阪はフグの消費量が、日本一でっせー
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