<玉出 木村家のお店話>

▲イタリア直輸入の小麦粉を使用した
「ベネツィアーナ」400円
  ■"おいしい・安い・出来たて"の3拍子!
人真似でない創意工夫の職人根性が生み出す大阪風パン


取材をお願いした「玉出 木村家」は、明治39年創業の老舗製パン店。現在は、三代目佐溝和一朗氏が看板を守る。初代の製法と味を受け継ぎつつも、独自の視点によるおいしいパン作りには余念がない。

数年前から、フランスをはじめヨーロッパを訪れてはパン屋巡り。店頭に並ぶ「ベネツィアーナ」も、社長がイタリアで魅了されたパンのひとつで、帰国後、商品化したもの。今では、注文が後を絶たない人気商品となった。
焼き時間によって店に並ぶ商品は異なるものの、レパートリーは約70種と豊富。加えて、旬の食材の持ち味を活かした新メニュー登場で常連さんを飽きさせることはない。厳選素材をふんだんに使用し、自らがおいしいと思うパンをリーズナブルに提供することを長年心がけているという。
さらに重要視すべきは"鮮度"。もちろん出来たてが一番だが、できる限り早くお客さんの口に入ればとスタッフ一同が願うパン作りは、日中日夜続く。"自然種"にこだわったパン作りも、この店ならではの味だ。
 

  工場とベーカリーの製販一体  
かっこつけへんところが、大阪やねん。


平成10年の店舗移転と同時に、販売スペースと製造スペースのしきりのない、現在のスタイルを確立。もともとパン工場だっただけに、はじめてのお客さんは"これがパン屋さん?"と思ってしまう店構えだ。実際、「ホントに買えるの?」と声をかける人も多くいるらしい。
「ひとつ一つの製造過程は見えないにしても、工場での活気あふれる作業を見てほしい」という思いから、あえてしきりはつけなかった。香りを直に楽しめる店内では、焼きたての余熱が残るパンがバラエティ豊かに並ぶ。味と価格にシビアな大阪人が通いつめるパン屋さんの魅力は、ココにもあるようだ。
 
 
▲店に入って、手前が販売スペース。奥では多くのスタッフが作業中。
 
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