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数多いおもろい東西のことばの違いの中で、東京では大阪で言うところの"生中"(生ビールの中ジョッキ)が通じず、"中生"で通じたという話がある。
「ナマチュー」って、関西人は、ふつーに言けど、東京では通じませんか。「チューナマとナマチュー」似ているようで、たしかに違います。
似たようなケースで、最も代表的なのは、大阪人が夏場の喫茶店で日常的に使う"レーコー"という言葉。これも、東京の喫茶店で使うと、怪訝な顔をされる。音引きのところにアクセントを置く大阪弁特有の発音が、ベリー下品に聞こえるらしくて、きつい性格のウエイトレスさんなんかだと、「アイスコーヒーでございますか?」と、問いただしたりする。気の弱い大阪人だと、「あ、そうです。アイスです」と笑顔でとりつくろいながら、内心では「レーコーはレーコーじゃ。何かっこつけとんねん」と、横山やっさん的な憤懣がうずまいたりする。"レーコー"が通じない喫茶店に入っても、大阪人はくつろげないのである。
やっぱり暑い夏は、レーボーの効いたサテンに入って、ちべたいお冷やをぐいっと飲んで、出てきたおしぼりでごしごし汗をふいて、おもむろに「ねーちゃん、レーコー」と言うのが、大阪人の正しいくつろぎ方なのである--と、全国のみなさん、定番的に思いこまないでくださいね。ま、そういう傾向もある、ということです。
でも、"レーコー"は、通じてほしい。青山とか、六本木でも…。 |
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