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大阪ではミンチカツ、しかし東京ではメンチカツ。
大阪やと「メンチ」はまずい!?
やっぱりまずいでしょう。なぜ、まずいのか、関西圏以外のみなさん、わかりますか?
大阪を中心とする関西エリアでは、「眼(がん)をつける」とか「眼を飛ばす」というのを、「メンチを切る」というのです。だから、「メンチカツ」なんていうと、「メンチに勝つ」といった連想に発展して、ヤバイわけですね。
大阪では、つっぱり兄ちゃんたちが街ですれ違って眼と眼が合うと、「なんじゃワレ、メンチ切っとるんか?!」(こ、怖いよ〜)てな具合に、つばぜり合いが始まるのが一般的なパターン。
なぜメンチというのかは、諸説紛々でよくわかりません。「面」から来ているとか、「眼」がなまったとか、いろいろ聞きますが、なにせ、頭突きのことを「バチキ」といったりお国柄ですから、メンチというのも、みんな普通に使いこなしています。
さて、本題のメンチカツですが、東京ではこれが一般的呼び名なんですね。でも、大阪を中心とした関西エリアでは、ほぼ9割ぐらいの確率で「ミンチカツ」といいます。
理由は、「ミンチはミンチ。メンチなんて言い方、なまっとるやんか」という声に集約されます。なんでって?合挽メンチなんて、言いませんよね。
では、メンチの語源はどこにあるのか?
ミンチ肉は英語で「minsed meat」。そこで、横浜や東京の洋食屋さんが、「ミンスミートカツレツ」として売り出したのだが、いつのまにか憶えやすいように和製英語化して、「メンチカツ」になった、というのがはじまりといわれています。
マシーンをミシンに、アメリカンをメリケン粉に和製英語化した日本人ですから、「ミンスミートカツレツ」がメンチカツになっても、まあ、おかしくはないかと…。いや、おかしいよ。ミンスミートとメンチなんて、ちょっと離れ過ぎじゃない?やっぱり。
ところで、ミンチカツって関西ではじめて売られたのはどこなんだろうか。一説によると、神戸の湊川東山商店街そばにあるお店が関西のミンチカツ発祥の地だといわれている。このお店の先々代が東京でメンチカツづくりを修行してきて、「ミンチカツ」の名称で売り出したのが阪神間でヒットして、そのまま通称として定着してしまったとか。ほんとはメンチだったのを、ミンチに聞き間違いして、そのまま売り出しちゃった、というエピソードが残されています。
でも、関西人としては、聞き間違えで良かったような気もします。
やっぱ、ミンチはミンチが正しいと思う。メンチはいややん。 |
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