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ボブのインタビュー

大阪の歴史に想いをはせ、美しいミュージアムで世界一のコレクションを見て、築何百年のお城を眺めて、生命の尊さに感動。。。
にぎやかなイメージの強い大阪だけど、こんなに素敵なんだと再認識。

大阪には絶対に訪ねてほしい博物館・美術館があります。
OsakaBobが各博物館・美術館で、そこで活躍する学芸員、スタッフの人たちにインタビュー。
プロならではの展示品の楽しみ方、見どころに迫ります!

Interview start!

「東洋陶磁」という言葉はあまり聞きなれないのですが、
具体的にどのような作品を扱っているのですか?

中国、日本、韓国の陶磁器を収蔵・展示しています。世界的にも有名な安宅(あたか)コレクション、李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション、また2008年に寄贈していただいた沖正一郎コレクションの鼻煙壺も常時展示しています。
東洋陶磁だけを専門的に扱う美術館は全国的にも珍しく、国宝2点や重要文化財も全13点所蔵しています。

陶磁器中心の美術館に訪れたことがありません。
作品鑑賞のポイントを教えてください。

当館では、優れた東洋陶磁を美術品として展示しています。
いつもは忙しく過ごしている方も、心を落ち着けて静かに鑑賞していただければと思います。本物の美術品と接していると、作品との対話が楽しめると思うのです。そんな対話を通して、自分の中に芽生える何かを感じていただけたらいいですね。
そして、他の鑑賞者と作品との対話を邪魔しないためにも、静かにマナーとモラルを守って見ていただきたいです。

展示方法に、さまざまなこだわりがあるとか?

そうですね、作品それぞれの個性が際立つようにさまざまな工夫をしています。
まずは、展示ケース。 ケースそのものの存在が気にならないように、壁面に埋め込みました。

なんだかフロアが広くて明るく感じます。

照明は改修時にLEDに切り替え、自然光に近い光を当てることに成功しました。実際、自然光で鑑賞していただける作品もあります。晴れた快晴の日よりも、曇りの日が落ち着いた光の中で見ていただくことができます。日によって違う見え方も楽しんでみてください。作品の全面を見ることができるターンテーブルも採用しています。
そして、もうひとつ。陶磁器は割れ物ですので、免震・耐震対策はかなり強化、阪神大震災並みの揺れ幅を想定して、ケースの中に免震装置を設置しています。

東洋の作品が中心ですが、特別展や企画展などは実施していますか?

年に1~2回専門的なテーマを設けて開催しています。この時期に限っては、常設展示のスペースを縮小せざるを得ないのですが、常設に負けないくらいクオリティーの高い作品を集めていますので、きっとご満足いただけると思います。
マイセンやフィンランドなどの西洋の作品は若い世代の方に人気です。これらが目的でお越しいただいた方にも、当館の常設をご覧いただき、東洋陶磁の魅力も発見していただけるとうれしいです。

作品をいろいろ知りたくなってきました。
作品の詳細を調べることはできますか?

当館のホームページ(http://www.moco.or.jp/)上に、国、時代別に検索して、写真と解説付きでご覧いただけるデータベースをご用意しているほか、館内でも収蔵品を見ていただける端末をご用意しています。現在の展示品以外もご覧いただくことができますので、ぜひ合わせてご利用ください。

BOB's Comment

一つひとつの作品がとても丁寧に展示されていることが伝わってきました。収蔵品は超一級品が多く展示点数も多くて、何回も足を運びそうです。何百年という時代を経て伝わった陶磁器は、存在感があって、美しくて、なにかを語りかけてくるようです。
照明をできる限り抑えた展示室内と、吹き抜けの明るいロビー、時折窓から見える中之島の景色との対比も美しく、世界観が変わるような気がしました。