
「松屋町」と書いて、親しみを込めて「まっちゃまち」。地下鉄鶴見緑地線の「松屋町駅」からすぐ「松屋町筋商店街」には古くからの人形問屋がズラリと並んでいます。そのため「人形の町」としてのイメージが強いですが、この季節になると一転、花火一色に!!そこで、花火のプロを訪ね、この夏おすすめの花火について聞いてきました。あわせて松屋町の隠された秘密や、頑張っている様子もお伝えします。



「松屋町」と書いて、親しみを込めて「まっちゃまち」。地下鉄鶴見緑地線の「松屋町駅」からすぐ「松屋町筋商店街」には古くからの人形問屋がズラリと並んでいます。そのため「人形の町」としてのイメージが強いですが、この季節になると一転、花火一色に!!そこで、花火のプロを訪ね、この夏おすすめの花火について聞いてきました。あわせて松屋町の隠された秘密や、頑張っている様子もお伝えします。

ご存知ですか?松屋町筋商店街の今昔
実は遥か昔、松屋町界隈は大阪の陣で荒れた町並みの復興に伴い、瓦が大量に生産されていた所。瓦職人が集まる「瓦の町」でした。それが、需要が落ち着くにつれ職人達が素焼きの人形を焼き始め、定着し始めたことで「人形の町」へと変わっていったのです。

「でも、それだけではありません」とは老舗の紙問屋、若狭屋紙商店・社長の齋藤さん。「かつては私たちのような紙問屋や文房具問屋、印刷所やお菓子問屋も多くて、この界隈はいわば一大ビジネスセンターだったんです。漫画家、アニメーション作家の手塚治虫先生が原稿を持ち込んでいたという話もあるんですよ」。“ここに来れば何でも揃う”という商売の中心地であり、繁忙期ともなると道路は大渋滞していたそうです。それが大型量販店の進出など流通形態の変化や、経営者の高齢化や後継ぎ問題など、さまざまな要因により、ここ数年で問屋や店舗が減り始め、町並みも様変わりしてきています。

町ぐるみのイベントやコミュニケーションを楽しもう!
そんな現況に危機感を抱いた齋藤さんをはじめとする若手経営者たちは、松屋町筋商店街振興組合内に松屋町スタイル研究会というグループを発足。毎年、五月人形の取り扱いが始まる春分の日以降に武者行列「松屋町春の陣」を行っています。
この武者行列は一般の人だけでなく、町の旦那衆にも好評で、徐々にではあるものの再び町が注目され始めたとのこと。「イベントをきっかけに町に興味をもってもらえれば。これだけの都心でお店の前に人が立ち、呼び込みをやっているような商店街は全国でも珍しいのでは?
昔は卸売りが中心でしたが、今では小売りを歓迎するお店がほとんどです。いろんなお店を覗いてください」。交渉次第で“勉強”してくれるお店も多いので、お店の人に積極的に話しかける方がおトクだそうです。

夏になると花火一色に染まる町?
「そして夏の松屋町といったら花火ですね。この季節になると人形店や玩具店が一斉に花火を扱いはじめます」。シーズンともなると近畿一円からたくさんの人が購入に訪れるそう。「これから町が活気づきます。店頭の飾り付けを眺めるだけでも夏を実感できると思います」。

人形の天明館
「新作に関してはシーズン前に試し打ちをして下調べしています。条件を聞かせてくれれば、それに合わせてご用意できますよ」と天明館の丹生さん。昔ながらの対面販売のメリットを最大限に活かして欲しいとのことでした。
「手持ち花火では、花火の集散地である愛知県岡崎で作られた純国産の線香花火『牡丹桜』(1,000円)がおすすめ。日本ならではの繊細な仕事ぶりが楽しめる逸品です。派手なものがお好きならレーザー光線(150円)。動きを楽しみたいなら『暴れん棒』(250円)。打ち上げ花火は、国産の『打ち上げ椰子』(1,500円)が、高く綺麗に上がります。青く輝く『碧火(ひゃっか)』(700円)も面白い。これらの花火で最高の夏を楽しんで欲しいですね」。
株式会社 人形の天明館
専務取締役 丹生さん

三木直商店
三木直商店の三木さんいわく「うちのお店は品揃えが自慢。事前にリサーチをして、自信の品ばかりを揃えています」花火も選び抜いた300種類ほどを取り扱っています。
「今年の注目は噴水花火ですね。中でもおすすめは輝くハートマークが愛らしい『キャンディハート』(350円)。次に『予測不可能』(300円)。まぶしく光ったり、パチパチ弾けたり、予想外の動きをするのが特長です。ピンクシャンパン(800円)や氷結ブルー(250円)は、ピンク色や青色の淡い色合いがとても綺麗。噴水花火と打ち上げ花火の両方の魅力を楽しみたいなら『噴火連発15発』(500円)が盛り上がりますよ」。

山本人形
「夏は縁日玩具を中心に品ぞろえを充実させています。それに関連する道具類も一色扱っています」と山本人形の山本さん。
「大手玩具メーカーの商品とは違った、お求めやすさと機能性を兼ね備えたものを取り揃えています。単価的には100円前後ですが、市場に出回ればその数倍で売られているものもあります。価格差に驚かれる方も多いんですよ」とのこと。『タコのおもちゃ』(77円)、『ブタのペッタン』(35円)など一押し商品でもこの安さ!家族連れでにぎわう理由もよく分かります。

松屋町バルPASO
「松屋町は夜になると人通りが減る。けれども独特の風情や文化が残っているし、うまく融合できれば面白いと考えたんです」。手軽に楽しめるタパス(おつまみ)やワインのほとんどが2,000~3,000円台ということもあり、幅広い年齢層の方に支持されています。
「私たちのようなお店が増え、新しい客層を誘引できれば、町は再び活気を取り戻すと思います」。三木直商店の三木さんもお店を終えてから顔を出してくれるそう。「そんな風に徐々に松屋町筋商店街に溶け込んでいき、皆さんから愛される存在になれれば良いですね」。

若狭屋紙商店
一方、紙製品と包装資材を取り扱っている若狭屋紙商店さんも、近年は付加価値の高い商品の開拓に力を入れています。「夏前には七夕の飾りつけに欠かせない“こより”が人気です。この“こより”は四国の山村で一本ずつ丁寧に手作りされているもの。“おばあちゃんのこより”という商品名で販売しており、七夕祭りのイベントなどで重宝されています」。
そんな“一工夫”こそが、これからの松屋町筋商店街を支えるキーワードかも知れません。皆さんもこの夏は、伝統のうえに新しい風を採り入れようと“一工夫”に取り組んでいる松屋町筋商店街に足を運んでみてはいかが?きっと楽しい夏になること間違いなし!ですよ。
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夏の夜空を彩る花火大会。その中でも大阪市を代表するものが7月25日(日)の「天神祭奉納花火」と8月7日(土)の「なにわ淀川花火大会」。しかし、長引く不況の影響もありこれらの花火大会が窮地に立たされていることはご存知でしょうか。特に「なにわ淀川花火大会」を支えているのはすべて地域産業・団体・住民の浄財のみ、いつ中止になってもおかしくないそうです。 それは何とかして防ぎたい!そう思ったあなた、自身の力で花火大会を支えてみませんか?実は「天神祭奉納花火」も「なにわ淀川花火大会」も個人の協賛や、ボランティアスタッフを募っています。例えば「天神祭奉納花火」は5,000円の協賛で一発花火があがるだけでなく、記念品として花火玉のレプリカを進呈。しかも大阪天満宮の境内に名前が掲げられます(7月23日まで受付)。一方、「なにわ淀川花火大会」では大会当日の迷子係や会場案内のスタッフを、また翌日の清掃員を募集。安全、クリーンな花火大会の進行に協力できます。地元を愛するあなた、いつもと違う夏を過ごしたいあなた、ぜひこぞってお力添えを!