旬の大阪


連載コラム vol.12 元気大阪人が教える、知られざる大阪おすすめスポット

作品(ネタ)作りの合間にふらりと足を運んでいる、癒しのスポットをご紹介します

絵はんこ作家 カキノジンさん


小さなはんこに大阪人魂を込めて

 見た瞬間プッと吹き出してしまうもの、見るほどにジワジワくるもの。大阪の北堀江、鳥かごビルヂングという雑居ビルにアトリエを構える、絵はんこ作家・カキノジンさんの作品は独特のユーモアに満ちています。吉本新喜劇を見ながら育った生粋の大阪人が、ひょんなことからはんこに出会い、試しに彫ってみたらその作風が面白いと評判になり、やがてイベントや教室をやってみないかと声を掛けられるようになり…、とここまでの歩みすべてが偶然だったと語るカキノジンさん。今でこそ全国各地を飛び回り、大阪にいられるのは月に数日だそうですが“面白い”を基本においている以上、笑いの本場である大阪を離れることは考えられないとのこと。「絵はんこ作家とは仮称で、私自身は“はんこ芸人”だと思っています。作品はネタで、教室はネタを披露する劇場。足を運んでくれたら絶対に楽しませる自信はあります」と胸を張ります。はんこの素材となる石は意外なほど削りやすく、もしも失敗しても、それも含めて“いい味”に仕上がるのだそう。「私は“ホリプロ”なので失敗はしませんけどね」と笑う、根っからのエンターテイナー、カキノジンさんのはんこ教室、みなさんもぜひ参加してみてください。

海と夕日に心癒され、骨董を前に心躍らせる

 好きな仕事ですが、作品を手掛けていてアイデアに煮詰まることはもちろんあります。そんな時はふらりと大阪港の中央突堤臨港緑地まで足を伸ばします。何と言ってもおすすめは夕景。太陽が地平線に落ちてから光が完全に消えてなくなるまでのいわゆるマジックアワーが最高にロマンチックです。ウッドデッキで綺麗に整備されているので、恋人とデートを楽しむのもいいんじゃないでしょうか。

 そしてもう一ヶ所は、すでに大阪ファンクラブでも紹介されていますが、四天王寺で毎月21、22日に行われる蚤の市をおすすめします。今は忙しくてなかなか難しいのですが、それでも日にちがあえば必ず足を運んでいます。アトリエやイベント、展示会で使う骨董を求めて、早い時間からいろんなお店を覗いて回るのが自分にとって一番楽しいひととき。商品を手に、どの時代に作られたものなのか、どんな人が使っていたのか想像していると思わず時間を忘れてしまいます。お店の人も大阪らしいユニークな方ばかり。初めての人も物怖じせず、積極的にコミュニケーションを楽しんで欲しいですね。

四天王寺の蚤の市を取り上げたバックナンバー


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