ホームテーマで学ぶ→コミュニケーション
OSAKAを知って、感じて

コミュニケーション

大切なもの「もてなしの心・思いやりの心」

 大阪人がもっとも大切にするもの。それは人とのコミュニケーションの中での、「もてなしの心」ではないでしょうか。

 大阪人の特性をとらえた大谷晃一氏のエッセイ『大阪人』の中に、「大阪風人間関係の秘訣」が記されています。その中からいくつかを紹介しましょう。

  • 人見知りせず、明るく大きな声で自分から声をかける。
  • 身分や地位にこだわらず、おじけず、えらばらず、同じ態度で接する。
  • 自分の欠陥や弱点や失敗談を平気で披露し、自らを卑下して相手の自尊心を高める。
    等々……

 こうしたコミュニケーションを助けているのが、人々の生活感情を微妙なニュアンスと独特の言い回しで表現豊かにすくいあげる「大阪ことば」です。

 漫才、上方落語といった芸能の面白さとおかしさも、この言葉が飛び交うからこそ。

 「まいど」「おおきに」に代表される商いもこのことばで大いに元気づきます。今では、全国展開の店舗などでは共通語風の応対も多くなったとはいえ、大阪の街には大阪ことばがまだまだ残っています。そこには、人間関係を円滑にするための知恵が詰まっています。

 また、古くから異文化と出会い、融合してきた大阪の風土と文化には「思いやりの心」もそこここに生きています。


■上方落語

上方落語

 江戸の中期、生国魂神社境内で滑稽話を始めた米沢彦八が上方落語の祖といわれています。大正時代になり、大阪では落語よりも大衆受けする漫才が台頭。落語は一時衰微の道をたどりますが、古くからその時代の日常を題材にしてきた上方落語は庶民に愛され続け、落語家たちも芸の洗練を磨く一方で、何よりも「人々に楽しんでもらおう」というサービス精神でたくましく発展を続けてきました。

■漫才

漫才

 「大阪人がふたり寄れば漫才になる」とは、大阪人を語るときによく引き合いに出されるフレーズ。商いの町として発展してきた大阪は、対話に交えた笑いがコミュニケーションの有効な手段であり、円滑な人間関係を形成するうえで必須条件のようなもの。漫才は大阪の地に生まれるべくして生まれた話芸といえるでしょう。「ボケとツッコミ」という役割が瞬時にして出来上がる会話は、大阪人に受け継がれる独自のDNAです。

■異文化とのふれあい

【FM COCOLO】

 日本初のFMによる外国語放送「FM COCOLO」は、大阪はじめ関西企業の出資により開局され、大阪で暮らす外国人へのコミュニケーションに大いに役立っています。現在13の言語で放送されています。

【コリアタウン】
コリアタウン

 古くからわが国との交流を通じて関係の深い朝鮮半島。そのコリアン文化を満喫できるエリアが大阪鶴橋にあるコリアタウン。チヂミやトッポギ、キムチなどの食材や民族衣装、楽器などが並び、活気に満ちた通りには威勢のよい言葉と人なつっこい笑顔があふれています。国内にあって海外の文化に出会うことができる街です。

■思いやる心

【ピースおおさか】
ピースおおさか

 戦争が残した傷あとや当時の人々の暮らしの様子などを、戦時下の大阪で使われていた生活用品や資料で紹介。戦争の悲惨を後世に伝え、平和の尊さを訴えています。戦争と平和に関する所蔵図書は約3万冊。体験コーナーを通して「戦争とは…平和とは…生きるとは…」を考えさせてくれます。