ホームテーマで学ぶ→自然・環境
OSAKAを知って、感じて

自然・環境

自然と環境へのこだわり「水都の心意気」

 「水都」と称される大阪は、昔から「水」と深いかかわりをもってきました。

 5世紀ごろに難波津(なにわづ)という港が開かれ、中国大陸や朝鮮半島との往来が盛んとなり、通信使などが異国の文化や技術をもたらしました。秀吉の時代には、街の区画、水運のための堀川、下水を排水する「太閤下水」などの整備が始まり、都市としての基礎が形作られました。近世になって諸国物産の集散に大きく寄与したのも堀や川を通じてであり、人々の交通の要としても「水」が大きな役割を担いました。また豪商や町衆たちが私財で橋をかけ、「浪花八百八橋」と呼ばれるようにもなりました。

 こうした「水」との深いかかわりから育まれた「自然」を大切にする心意気は、中之島地域を中心とする水都再生やベイエリア開発をはじめ、現代にも通じています。

 大阪城天守閣を中心に13棟の重要文化財が点在する「大阪城公園」は、「西の丸庭園」に代表される緑豊かな市民の憩いの場として親しまれています。

 また、1990年に開催された国際博「国際花と緑の博覧会」(花博)は「花と緑と人間生活のかかわり」をテーマとし、自然との共生をいちはやく打ち出していますし、1994年に日本初の本格的な24時間空港として開港した「関西国際空港」は緑あふれるターミナルビルとして環境への配慮を随所に取り入れています。

 さらに、公共・民間協働で取り組みを進めている緑のカーテン・カーペットづくりなどの緑化の推進、道頓堀川をはじめとする親水空間(とんぼりリバーウォークなど)の創造、レトロモダンな近代建築の保存と活用を通じたまちづくりなど、自然と環境に対する意識は、着実なまちづくりを進めています。


■自然・環境を楽しく体感

【咲くやこの花館】
咲くやこの花館

 花博記念公園鶴見緑地内にある国内最大級の大温室植物館です。約5,000枚のガラスを使った外観は、水面に浮かぶスイレンの花をイメージしたもの。熱帯から乾燥地帯、高山、極地圏まであらゆる気候帯に生息する植物約2,600種、約15,000株を8つのゾーンに分けて栽培展示しています。

【大阪市立自然史博物館】
大阪市立自然史博物館

 自然界の構造や人との関わりについて幅広く知ることができる日本初の自然史博物館です。「身近な自然」「地球と生命の歴史」「生命の進化」「自然のめぐみ」という4つのゾーンを中心に、標本やジオラマなどで展示解説しています。観察会や講演会・映画会なども実施して、よりよい未来と地球環境を実現するために考えられるような構成となっています。

【海遊館】
海遊館

 環太平洋のうみ自然環境を再現した世界最大級の水族館です。トンネル型水槽「アクアゲート」をくぐり、エスカレーターで最上階「日本の森」まで上がります。各水槽の周りをらせん状に下りながら鑑賞します。約580種・30,000もの生物が飼育展示されています。本州では唯一、悠々と泳ぐジンベエザメを見ることができます。

【舞洲スラッジセンター(大阪市環境事業局舞洲工場)】

 汚水を処理した後に残る汚泥を処理する『汚泥処理施設』。斬新でユニークな外観に度肝を抜かれる舞洲スラッジセンターは、環境保護芸術家として世界的に著名なオーストリアの芸術家のデザイン。粗大ごみの破砕設備など最新の設備が設置され、1日900tのごみ処理が可能です。ごみの収集から焼却までの流れを体験するコーナーなど、楽しみながら環境について学べる施設です。

【舞洲ごみ焼却場(大阪市環境局舞洲工場)】
舞洲ごみ焼却場(大阪市環境局舞洲工場)

 ごみの焼却施設と粗大ごみの破砕施設を併設した大阪市の清掃工場で、予約すれば誰でも無料で見学できます。遠方からも一目でわかる斬新でカラフルな建物の設計は、環境保護建築でも有名なウィーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によるもの。